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講座詳細

※当講座は会場開催のみとなります。あらかじめご了承いただけますようお願い申し上げます。
　
【テーマ】応用講座「不正・不祥事事例から考えるグループガバナンスと監査役監査の留意点」

【講師】公認会計士・公認不正検査士　辻　さちえ　氏

【講座概要】
　数多くの不正や不祥事が相変わらず生じています。同じような不祥事が繰り返し公表されている現状から考えると、もはや不正・不祥事の撲滅は難しく、監査役監査では、「不正は起きるもの」ということを前提に監査を行う必要があります。特に重要なのは、大きな不祥事に発展する前に自ら発見し、是正し、再発防止策を実施するといった一連のサイクル、つまり自浄作用を発揮することにあります。このような不祥事対応ができているかは監査役監査の重要なテーマです。
一方で、数多く報道されている不祥事事例の中でも、監査役の役割や責任についてあまり大きく扱われることはなく、不祥事リスクに対して重要な役割を果たすべき監査役に対する期待がまだまだ少ないようにも感じます。
このような背景から、本講義では、まず、不正・不祥事が企業価値を毀損するリスクを理解するとともに、不正や不祥事に対する監査役の役割を監査役監査基準等で確認します。また、不正や不祥事に対して監査役が持つ権限についても解説します。
次に、事業子会社や海外子会社における具体的な不正事例を取り上げ、グループ監査役の連携やグループ内部通報制度について現地往査時の確認ポイントを解説します。
最後に、グループガバナンス強化のための監査役監査におけるチェックポイントをまとめていきます。本講演を通じて、監査役が企業のガバナンス強化と不正・不祥事の予防にどう貢献できるかを具体的かつ実践的に学びます。

【講座骨子】
1． 不正・不祥事の知識
2． 不正・不祥事に対して監査役が実施すべき役割
3． 不正事例解説
　　・事業子会社における不正（グループ監査役の連携、重要会議出席の意味）
　　・海外子会社の経営者不正（モニタリング、往査時のヒアリングポイント、経営者から独立した窓口の設置）
　　・リスク情報に関する不祥事（マイナス情報の捕捉、普段からの信頼関係）
4． グループガバナンスのポイント
　　・現地往査時に確認すべきポイント
　　・グループ監査役の連携
　　・グループ内部通報制度

【注意事項】
※申込み受付は先着順とし、定員に達し次第、キャンセル待ちとなります。

【請求書について】
当研修会の参加費の請求書は、開催月の月末締めで発行し、翌月中旬までにお届けいたします。
なお、請求書の早めの発行等の個別対応は出来かねますので予めご了承ください。
ご請求金額については、マイページの「ご請求」欄でご確認いただけます。

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